ナダール店長・早苗久美子写真展のお知らせ




手前味噌ではございますが、
ナダール店長・早苗久美子が、2016年写真公募企画「倉敷フォトミュラルf」の個展部門(http://arsk.jp/photomural/koten.html)で選出されました。そのご報告として、1日限りの写真展を開催したいと思います。倉敷アイビースクエア内アイビー学館 での展示を終えて帰ってきた作品をご覧頂けます。

早苗久美子「倉敷フォトミュラルf」個展部門選出ご報告写真展「モヤチッチ」
日時:12月4日(日)12:00から17;00まで (1日限定、時間も短いのでご注意下さい。)
場所:林和美写真画廊 (ナダールに入っているマンションの15号室です。)



作家作品コメント

 タイトルの「モヤチッチ」は造語です。何事にも確証がなくはっきりしない様子、形容しがたい苛立ちと不安を抱えてモヤモヤしている様を表します。この言 葉は、そのような状態に耐えきれなくなったわたしの口から突然発せられたのです。「あぁ~、もぅ、モヤチッチだなぁ」と。
 今、世の中にはポジティブな情報が溢れています。ベストセラー入りする自己啓発本、SNSで繰り返しシェアされる感動話、友人・知人が投稿する充実した 暮らしぶり。目標をみつけ、向上心をもって自分だけの唯一の道を邁進する。わたしもそんな生き方を望みましたが、ふと気がついたら、一体何に向かって進ん でいるのかわからなくなっていました。自分は何がしたいのか、どう生きたいのか、はっきり見えなくなった途端、景色が変わりました。霧がかかったように曖 昧なのに、明滅するようにサインを発しています。「進め」「止まれ」「ススメ」「トマレ」…。わたしは何の確証もないままに、そのサインの前に立ち、 シャッターを切りました。
 真剣に悩んでいるようには到底思えない「モヤチッチ」という言葉の響きが、得体の知れない苛立ちに覆われていた自分の中に、ストンと落ちていきました。モヤチッチなら、それを恐れなくてもよいはずだと思えるのです。


選者/写真評論家 飯沢耕太郎氏のコメント

不安や苛立ちを抱えて立ちつくすことは、現代人なら誰にでも覚えがあることだろう。早苗久美子さんは、そんな状態を「モヤチッチ」という巧みな造語で表現した。写真に写っているのは、日常の断片だが、それがこれだけ集まってくると「モヤチッチ」の気分が具体性を帯びて形をとり、見る者にもじわじわと伝染してくる。いたずらに感情に溺れることなく、ちょっと突き放すような撮り方もなかなかいい。


作者経歴

1980年 神奈川県横浜市生まれ
2008年より作品をつくりはじめる
2011年より写真家 林和美氏に師事
2012年より写真ギャラリーNADAR(東京・南青山)マネージャー
女性写真作家グループ「tones」メンバー

展示歴
2011年 NADAR/TOKYOにて 伊藤有子 早苗久美子 二人展「時のかたち」
2013年 monogramにて 個展「あのひと」
2015年 NADARにて 植田華菜子 早苗久美子 二人展「河岸に立つ」
その他グループ展多数




2016-11-19 20:49 by:林 (展示関係)



最近のおすすめ記事



● ナダールスタッフ日記の購読はRSSとTWITTERが便利です





Trackbacks

Trackback URL